起動オプションについて |
起動時に指定できるパラメーターついて説明します。
■リモートクライアントモード・使用方法
たとえば、BlackJumboDog が動作しているPCのアドレスが 192.168.0.1 だったとして
BlackJumboDog のメニューから「設定」−「リモート制御」で
「リモート制御を使用する」にチェック
「タイムアウト」は10秒ぐらい
「クライアントから見たポート(1)」を 8001(デフォルト)
「クライアントから見たポート(2)」を 8002(デフォルト)
「パスワード」を 1234
とした場合
他のLAN上のマシンで、BlackJumboDog.exe を次のパラメータで起動するとリモート接続が自動的に行われます。
BlackJumboDog 192.168.0.1 8001 8002 1234
第1パラメータ BlackJumboDog のアドレス
第2パラメータ ポート(1)の番号
第3パラメータ ポート(2)の番号
第4パラメータ パスワード
第5パラメータ タイムアウト (デフォルトでは10秒になっています)
第6パラメータ D もしくは I v2.1.2以降
D:回線切断後、直ちに終了
I:インターネット転送手動実行後、直ちに終了
[その他の例 タイムアウトを20秒にする場合]
BlackJumboDog 192.168.0.1 8001 8002 1234 20
[その他の例 接続中の回線を切断して、直ちにリモート制御を終了する]
BlackJumboDog 192.168.0.1 8001 8002 1234 10 D
[その他の例 インターネット手動実行をして、直ちにリモート制御を終了する]
BlackJumboDog 192.168.0.1 8001 8002 1234 10 I
■リモートクライアントモード・使用上の注意
・1度に1つのリモートしか使用できません。
・同じバージョンの BlackJumboDog.exe を使用してください。
■二重起動モード・使用方法
通常、BlackJumboDog は、二重起動を禁止しております。
しかし、起動パラメータに -x をつけることで、二重起動することができます。 v2.7.2以降
この機能により、
・複数ポートへの違う内容のWebサーバー公開
・複数メールアドレスによるLAN内の複数メールサーバーの構築
・プロキシ機能別の利用者切り分け
等のサービスが提供できるようになります。
手順としては、
1.1個目のBJDをインストールする
2.1個目のBJDのセットアップをする
3.1個目のBJDを終了させる
4.2個目のBJDを、1とは別のフォルダにインストールする
※1個目のBJDを別のデータファイルを使用する為
5.2個目のBJDのセットアップをする
6.2個目のBJDを終了させる
7.それぞれの BlackJumboDog.exe へのショートカットを作成する
8.ショートカットのプロパティを開いて、リンク先の最後に -x を追加する
例)
"c:\Program Files\SapporoWorks\BlackJumboDog\BlackJumboDog.exe" -x
"c:\Program Files\SapporoWorks\BlackJumboDog2\BlackJumboDog.exe" -x
9.ショートカットにてそれぞれを起動する
10.それぞれのステータス表示を確認し、それぞれで設定したサービスが合っているかどうか確認する
のようになります。
注意点としては、
・それぞれのポートが重複していてもBJD側ではチェックしないため、設定を間違えると動作がおかしくなるかも。
・どちらがどちらのアイコンかわからない為、識別方法はステータス表示などの設定内容だけ。
・同一のexeを2重起動することもできるので、起動を間違えると設定ファイルの内容が破壊されるかも。
のようなものがあります。
尚、スタートアップ等に登録する場合、どちらのBJDが先に起動するか分からないので、-xパラメーターは両方に設定する必要があります。
上記手順の内容、目的、意味がわからない場合は、利用しない方が無難です。
仕組みや設定の内容をちゃんと把握した上での利用をお願いいたします。
■二重起動モード・使用上の注意
以下のことについて注意してください。
・BlackJumboDog は、それぞれ起動するプログラムを別のディレクトリにインストールすること。
・同一ディレクトリのBlackJumboDog を、二重起動しないこと。
・それぞれのBlackJumboDog のサービスするポートが重複しないこと。
・外観は全く同一となるので、ファイル - ステータス表示で、サービスの内容を確認して識別すること。
但し、現行のバージョンではチェック機能が全くありませんので、設定を間違えるとデータを破壊してしまう恐れがあります。
仕組みを理解した上での利用をお願い致します。